PROPH-235
堕天使とネフィリムの堕落がもたらす大洪水と最後の審判
🔮 預言者エノク(伝承)
天から降った監視者(グリゴリ)と人間の娘との間に生まれた巨人ネフィリムが地上を暴虐で満たし、その堕落を裁くために大洪水が下されるとエノクは告げる。さらに終末には選ばれた者が救われ、堕天使と悪しき者が永遠の火で断罪される「最後の審判」が来ると預言する。旧約聖書外典であり、ユダヤ・キリスト教の終末論に深い影響を残したとされる。
| ステータス | 不明 |
|---|---|
| 出典 | 第1エノク書(エチオピア語エノク書)「監視者の書」1〜36章 |
| 記録年 | 紀元前250年 |
| 成就予言 | 不明 |
| 文明圏 | 中東 |
| 地域 | 古代ユダヤ/レバント |
| 信頼性 | ★★★★★ |
原文(ゲエズ語(エチオピア語)/原初形はアラム語・ヘブライ語)
見よ、彼は幾万の聖なる者を率いて来られる。すべての者に裁きを行い、すべて不敬虔なる者を滅ぼすために。(第1エノク書1章9節)
補足・解説
第1エノク書は紀元前3〜2世紀頃に成立したとされる旧約聖書外典で、正典には含まれない(エチオピア正教会のみ正典扱い)。新約聖書のユダの手紙14〜15節が本書1章9節をほぼそのまま引用しており、初期キリスト教への影響は大きい。本サイトの評価では、これは特定の年月を指す未来予言ではなく、堕落と審判という終末論的世界観を語る宗教文書であり、後世のノストラダムスやヨハネの黙示録(PROPH-002)と同じ「時間に終わりがある」という直線的終末観の源流の一つに位置づけられる。
参考文献
- 関根正雄ほか訳「聖書外典偽典 旧約偽典」教文館
- R.H.Charles "The Book of Enoch" 1917
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