PROPH-011

カラス(鴉)が消えたときロンドン塔は崩れ去る

ロンドン塔のカラスが死に絶えたり逃亡したりすると、王国と塔が崩壊するという伝承。チャールズ2世が翼を切って飼育することを命じたとされる。現在も最低6羽が「王室公認ガラス飼育官」のもとで保護されている。
ステータス不明
出典イギリス王室の伝承
記録年1660年
成就予言不明
文明圏西洋
地域イングランド・ロンドン
信頼性★★★★★

原文(英語)

If the Tower of London ravens are lost or fly away, the Crown and the Tower itself will fall.

補足・解説

「ロンドン塔のワタリガラスが去れば王室と国家が滅びる」という伝承はチャールズ2世(在位1660〜1685)が制定したとされるが、この物語自体を17世紀まで遡って裏付ける同時代史料は乏しく、実際にはヴィクトリア朝(19世紀)以降に整えられた「作られた伝統」だとする歴史家の指摘がある。本サイトの評価では起源が不明確なため「不明」とする。現在もロンドン塔では6羽のワタリガラスが飼育され続けており、予言が観光文化として制度化されている点は、予言が自己成就的に維持される興味深い事例だ。

カテゴリ

参考文献

  • ブライアン・モッグ「Ravens of the Tower of London」
  • Historic Royal Palaces公式サイト
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