経歴・人物
ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルースは1960年3月、ブラジル南部パラナ州マリンガ市のフロリアーノ地区に生まれた。現在はサンパウロ州アグアス・デ・リンドイアに在住する。本業は英語会話学校の教師だが、予言者・著作家・環境活動家・スピリチュアルヒーラーとして国際的な活動を展開している。
9歳のとき(1969年)、まだ設計されていない車が交通事故を起こす予知夢を見た。その夢は4年後の1973年に現実となった。以来、1週間に6日は毎夜複数の予知夢を見るようになり(1日に3〜9件)、夢で見た出来事を年月日まで記録して関係者に手紙を送ることを続けてきたという。
予言の手法の特徴は「事前の文書化」である。夢で見た内容を手紙に書き、郵便局や公証役場で日付スタンプを受けた上で、予言の対象となる国の大統領・政府・関係機関に送付するとされる。
日本での認知度は特に高い。2007年12月に初来日し、テレビ東京の特番「史上最強の予言者ジュセリーノ」シリーズに出演。代表的な「的中予言」として挙げられるのは、チェルノブイリ原発事故(1980年予知→1986年成就)、ダイアナ元皇太子妃の事故死(1995年予知→1997年成就)、9.11テロ(1989年予知→2001年成就)、スマトラ沖大地震・津波(1997年予知→2004年成就)などである。
批判も根強い。ブラジルのテレビ番組が文書偽造の可能性を示唆。2008年に予言した複数の地震はいずれも外れ、東日本大震災に関する予言文書は地震発生後にウェブサイトで公表されたものであり、事前送付の公的証拠は確認されていないと指摘されている。
収録予言(13件)
本サイトに記録したジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルースの予言を、成就状況の判定・原文・検証つきで掲載しています。
チェルノブイリ原発で大事故が起きる
成就ジュセリーノは1980年の予知夢で「1986年4月26日、ソ連の原子力発電所で大規模な事故が発生する」という内容を見たと主張し、ウクライナの指導者に警告の手紙を送付したとされる。1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所4号炉が爆発・火災を起こし、人類史上最悪の原発事故が発生。放射性物質がヨーロッパ全土に拡散し、数十万人が避難を余儀なくされた。ジュセリーノはこれを「的中した主要予言」として著書・インタビューで紹介している。
In 1980, I dreamed of a catastrophic nuclear accident at a Soviet power plant. The date was April 26, 1986. I sent warning letters to Ukrainian leaders, but they were not heeded. ──(原語:ポルトガル語)
出典:ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース 予知夢・手紙(1980年)
ダイアナ元皇太子妃がパリで交通事故死する
成就ジュセリーノは1995年の予知夢で「1997年8月31日、ダイアナ元皇太子妃がパリで交通事故に遭い死亡する」という夢を見たと主張し、ブラジル大統領宛に警告の手紙を送付したとされる。1997年8月31日未明、ダイアナ妃はドディ・アルファイドとともにパリのアルマ橋トンネルで交通事故に遭い死亡。世界中に衝撃が走り、英国王室とメディアの関係をめぐる大議論が巻き起こった。
In 1995, I dreamed of the death of Princess Diana in a car accident in Paris on August 31, 1997. I sent a letter of warning to the Brazilian President, but nothing could be done to prevent it. ──(原語:ポルトガル語)
出典:ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース 予知夢・手紙(1995年)
アメリカで航空機を使ったテロ攻撃が起きる(9.11テロ)
成就ジュセリーノは1989年の予知夢で「2001年9月11日、アメリカのビルに航空機がテロとして突入する」という内容を見たと主張し、ブッシュ(父)大統領宛に警告の手紙を送ったとされる。2001年9月11日、ハイジャックされた4機の旅客機がニューヨークの世界貿易センタービルとワシントンDCの国防総省に突入・墜落し、約3,000人が死亡した。ジュセリーノはこれを最も広く引用される「的中予言」として紹介している。
In 1989, I dreamed of a terrible terrorist attack using aircraft in the United States on September 11, 2001. I sent warning letters to President Bush, but the tragedy could not be averted. ──(原語:ポルトガル語)
出典:ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース 予知夢・手紙(1989年)
スマトラ沖で超巨大地震と大津波が起き、10万人以上が死亡する
成就ジュセリーノは1997年に「南アジアで死者10万人超の超大型地震と津波が発生する」と予知し、被災が予想される各国に警告の手紙を送ったとされる。2004年12月26日、インドネシア・スマトラ島沖でMw9.1〜9.3の巨大地震が発生。インド洋全域に大津波が伝播し、インドネシア・スリランカ・インド・タイなど14か国で死者・行方不明者は約22万7,000人に達した。20世紀以降最大規模の自然災害被害となった。
In 1997, I foresaw a super-large earthquake and massive tsunami striking South Asia with a death toll exceeding 100,000 people. I sent warning letters to the affected countries, but the disaster could not be prevented. ──(原語:ポルトガル語)
出典:ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース 予知夢・手紙(1997年)
2027年までに世界的な水危機が深刻化し、大都市で水の配給制が始まる
部分的ジュセリーノは2010年代から「世界の大都市で水不足が深刻化し、2027年までに複数の大都市で水の配給制・給水制限が常態化する」と繰り返し警告してきた。実際に2015年のサンパウロ大渇水、2018年のケープタウン「デイ・ゼロ」危機、2019年のチェンナイ渇水、2024年のメキシコシティ水危機など、大都市の水危機は現実に相次いでおり、部分的に符合している。ただし「世界規模の恒常的な配給制」には至っていない。
(要旨)水はこれからの最大の危機になる。2027年までに、世界のいくつもの大都市で水が配給制になり、水をめぐる争いが起きるだろう。 ──(原語:ポルトガル語)
出典:ジュセリーノ公式サイト・講演(2010年代〜)
- ジュセリーノ公式サイト・来日講演録
- ケープタウン Day Zero 危機(2018年)各種報道
2008年9月13日・中国でM9.0の超大地震が発生し100万人が死亡する
未成就ジュセリーノは「2008年9月13日に中国・海南省または南寧付近でM9.0の超大地震が発生し、約100万人が死亡する」と予言した。また同年7月18日のフィリピン大地震も予言した。2008年5月12日には四川省でM7.9の大地震(死者約7万人)が実際に発生したが、これはジュセリーノが予言した日時・場所・規模とは異なる。9月13日の中国M9.0地震・フィリピン地震はいずれも発生しなかった。ジュセリーノの外れ予言として批判を受けた代表例である。
On September 13, 2008, a magnitude 9.0 earthquake will strike China in the Hainan or Nanning region, killing approximately one million people. ──(原語:ポルトガル語)
出典:ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース 予知夢・著書(2007〜2008年)
日本でM9.0の大地震が発生する(2025〜2027年)
未成就ジュセリーノは「2025年11月〜2027年の間に日本でM9.0の超大地震が発生する」と繰り返し警告している。スマトラ沖地震を超える規模とし、南海トラフ沿いの津波を伴う可能性を示唆している。また北海道地域での強い地震、富士山の噴火との連動も予言している。公式サイトでは日本の当局に対してすでに手紙・メールで警告済みと述べている。なお南海トラフ巨大地震については日本政府も30年以内70〜80%の発生確率を公式に認めており、科学的裏付けがある脅威でもある。
Between November 2025 and 2027, Japan faces the possibility of a major earthquake of magnitude 9.0 or greater. All authorities have already been warned via letters and emails with spiritual messages. ──(原語:英語)
出典:ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース 著書・公式サイト予言(2020年代)
サンフランシスコで「ビッグワン」が発生——カリフォルニア州が壊滅する(2026年6月)
未成就ジュセリーノは「2026年6月にサンフランシスコでサンアンドレアス断層が大規模に断裂し、いわゆる"ビッグワン"が発生する。カリフォルニア州の大部分が壊滅し、高さ150メートルを超える津波が発生し、火山クレーターが再活動する」と予言していた。2026年6月は経過し、サンフランシスコでのビッグワンは発生しなかった。時期を特定した予言としては外れが確定。ただし本人は2036年6月16日にも同地域で再び巨大地震が起きると重ねて警告しており、この部分は未到来のまま残っている。
A super big earthquake in San Francisco in June 2026 — the Big One — with major fractures of the San Andreas Fault, the state of California potentially destroyed, volcanic craters reopening, and a tsunami exceeding 150 meters in height. ──(原語:英語)
出典:ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース 著書・公式サイト(2020年代)
鳥インフルエンザ(H5N1)が人類への感染を拡大し2028年までに700万人が死亡する
未成就ジュセリーノは「2026年に鳥インフルエンザ(H5N1/H1N1)が公式に人類への感染を本格化させ、2028年までに約700万人が死亡する」と予言している。また「マールブルクウイルスが2025年にスペイン・マドリードおよびセルビアでエピデミックとなり、2026年にパンデミック化する」という予言もあわせて発している。2030年頃にはオロポーチェ熱・エムポックス・マールブルク・ニパウイルスなど複数の感染症が同時に世界を脅かすと警告している。
In 2026, avian influenza H5N1/H1N1 will officially begin attacking the human race, with around 7 million people dying by 2028. The Marburg virus will become an epidemic in 2025 in Madrid, Spain and Serbia, and could become a pandemic outbreak in 2026. ──(原語:英語)
出典:ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース 公式サイト予言(2025〜2026年)
2030年に世界平均気温が59℃に達し、熱波で人類が大量死する
未成就ジュセリーノは「2030年11月中旬頃に世界の平均気温が59℃に達し、多くの人々が熱波で死亡し、地球規模の混乱が深刻化する。温暖化ガスによる気候変動が多発し、大地震を誘発する地殻変動期に突入する」と警告している。また「2030年までに山火事・洪水・ハリケーン・台風・竜巻が世界規模で4倍に増加する」とも述べている。さらにシベリアと北極圏の氷床融解により大規模な地盤沈下(シンクホール)が各地で拡大すると予言している。
By mid-November 2030, the world average temperature is likely to reach 59 degrees Celsius, with many people dying from heat and global confusion worsening. Heatwaves and fires will quadruple worldwide by 2030. ──(原語:英語)
出典:ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース 著書・公式サイト(2010〜2020年代)
小惑星アポフィスの脅威——2029年の大接近と2036年の衝突リスクを警告
未成就ジュセリーノは2000年代、小惑星アポフィス(99942 Apophis)について「2029年に地球へ異例の大接近をし、2036年には衝突の危険がある」とNASAや各国政府へ警告書簡を送ったと主張している。アポフィスの2029年4月13日の大接近(地表から約3万km・静止衛星軌道より内側)は天文学的事実だが、NASAは2013年の軌道解析で2036年の衝突可能性を公式に排除し、2021年にはレーダー観測により今後100年間の衝突リスクを否定した。
(要旨)アポフィスと呼ばれる小惑星が2029年に地球へ極めて接近し、2036年には衝突する危険がある。各国政府は監視と対策を急ぐべきだ。 ──(原語:ポルトガル語)
出典:ジュセリーノからNASA・各国政府への警告書簡(2000年代)
- NASA CNEOS — 99942 Apophis 軌道解析(2013年・2021年)
- ジュセリーノ公式サイト・書簡記録
マールブルグウイルスが2026〜2027年にパンデミック化する
未成就ジュセリーノは鳥インフルエンザH5N1の警告(PROPH-079)と並行して、「致死率の高いマールブルグウイルスが2026〜2027年にアフリカから世界へ拡大し、パンデミック化する危険がある」と警告している。マールブルグウイルスはエボラと同科のフィロウイルスで致死率24〜88%。2023年に赤道ギニア・タンザニア、2024〜2025年にルワンダで実際にアウトブレイクが発生しており、WHOも警戒を続けているが、ヒト-ヒト感染の持続的拡大によるパンデミック化は2026年7月時点で起きていない。
(要旨)マールブルグ熱が2026年から2027年にかけて国境を越えて拡大し、世界的な流行となる危険がある。各国は監視体制を強化すべきだ。 ──(原語:ポルトガル語)
出典:ジュセリーノ公式サイト予言(2024〜2025年)
- ジュセリーノ公式サイト予言リスト
- WHO — Marburg virus disease outbreaks
東日本大震災(2011年3月11日)を事前に手紙で警告していたと主張
不明ジュセリーノは東日本大震災の発生後、「2011年3月11日に日本で巨大地震と大津波が発生する」という内容の警告書簡を1996年に日本大使館等へ送付し、ブラジル国内で公証記録を取っていたと主張した。日付まで一致する的中として日本のオカルト系メディアで大きく取り上げられた一方、書簡の内容・公証の実在・送付先での受領記録について第三者による独立検証は行われていない。震災「前」にこの予言が公開されていた記録が確認できないため、本サイトでは「不明」として記録する。
(本人主張の要旨)2011年3月11日、日本で巨大な地震が発生し、大津波が沿岸部を襲う。多くの犠牲者が出るだろう。私はこの警告を1996年に公証記録とともに関係当局へ送付した。 ──(原語:ポルトガル語)
出典:ジュセリーノの公証記録付き書簡(本人主張:1996年送付)・震災後の本人公表
- ジュセリーノ公式サイト(震災後の公表)
- 日本のテレビ・雑誌によるジュセリーノ特集(2011年以降)
参考文献・出典
- ジュセリーノ・ダ・ルース - Wikipedia
- The Japan Times — Psychic travels world to save lives(2008年7月26日)
- テレビ東京「史上最強の予言者ジュセリーノ」特番(2007〜2008年)