OCCULT FILES
都市伝説、UFO、UMA、怪異。
語られてきた不思議を、記録とデータで裏を取る。
iPhoneのユーザ辞書にある「雲母坂」とは何か──登録した覚えのない謎の地名の正体と、比叡山へ続く古道の歴史
iPhoneの設定からユーザ辞書を開くと、登録した覚えのない「雲母坂(きららざか)」という言葉が入っている。消しても戻ってくる、辞書が消えたときにこれだけが残る——そんな話がネットで10年以上語られてきた。2026年9月27日放送の『やりすぎ都市伝説』も「iPhoneのユーザ辞書の謎の言葉」を取り上げる。この言葉はどこから来て、なぜ入っているのか。そして雲母坂とは、どんな場所なのか。公開されている情報で確かめる。
青森県新郷村の「キリストの墓」はなぜ生まれたのか──エルサレムの発掘と、90年前の観光戦略を並べて検証する
2026年9月17日、ローマ大学の発掘チームが、エルサレムの聖墳墓教会の地下から「聖書の記述と符合する墓の痕跡」を発見したと発表した。査読誌に掲載された、正規の考古学的成果である。一方、日本の青森県新郷村には、もうひとつの「キリストの墓」がある。1935年、ある偽書をきっかけに「発見」され、今も年に一度の祭りで人を集める。同じ「キリストの墓」でも、片方は考古学、もう片方は観光戦略から生まれた。90年前の記録をたどり、その違いを確かめる。
将門塚の祟りは本当にあるのか──「3日で罰が当たった」の正体と、伝説が作られた100年
2026年8月19日、東京・大手町の将門塚で配信者が石碑によじ登り、SNSで炎上した。3日後には所属団体を脱退処分となり、警察も動いた。ネットでは「3日で罰が当たった」と語られている。だがこの塚の祟り伝説そのものを年表に置き直すと、話が変わってくる。代表的な逸話は時系列が合わず、そもそも明治期の記録にオカルト要素はない。伝説がいつ、誰によって作られたのかを追う。
天王星双子座入りでAIの時代が来るのか──Google Geminiとの符合を、二つに分けて検証する
2026年4月26日、天王星が84年ぶりに双子座へ入った。双子座は情報と通信を司る星座とされる。そしていま、その名を冠したAI──Google Gemini──が世界を席巻しつつある。占星術の界隈では「宇宙的シンクロ」として語られ、Geminiの覇権は星に決まっていたのだという声もある。だがこの主張は、性質の違う二つの話が重なってできている。ひとつずつ分けて確かめると、どちらも地上の事情で説明がついた。
ナスカの地上絵は宇宙人が描いたのか──「上空からしか見えない」という前提を、山形大学とAIが崩した
巨大な絵が地面に刻まれ、空からでなければ全体を把握できない。だから地球外の存在が関わっている——1968年に世界的ベストセラーが広めたこの主張は、半世紀以上ナスカの地上絵に貼り付いてきた。ところが日本の大学が現地でAIを走らせた結果、話の前提そのものが崩れた。新たに見つかった地上絵は約9メートル。しかも2000年前の小道に沿って、歩けば見える位置に並んでいた。何が分かったのかを、公開された研究成果から整理する。
「下北沢タイムスリップ事件」は本当か──二人の証言を、日付・物価・駅の記録と突き合わせる
お笑い芸人と配信者が、下北沢で昭和に迷い込んだと語った。深夜のモヤ、200円のラーメン、スマホを持たないサラリーマン。テレビが10か月かけて追ったこの一件は、都市伝説としては珍しく検証材料が揃っている。日付、物価、駅の改良工事——公開されている記録と突き合わせると、証言の一部は驚くほど正確で、一部はどうしても成立しない。本サイトは二人の誠実さを疑わない。そのうえで、裏の取れる範囲だけを確かめる。