ジュセリーノ予言の一覧・早見表──全13件と判定
| 予言の内容 | 対象時期 | 判定 |
|---|---|---|
| チェルノブイリ原発事故 | 1986年 | 成就 |
| ダイアナ元妃のパリ交通事故死 | 1997年 | 成就 |
| 米国での航空機テロ(9.11) | 2001年 | 成就 |
| スマトラ沖超巨大地震・大津波 | 2004年 | 成就 |
| 東日本大震災の事前警告(本人主張) | 2011年3月11日 | 不明 |
| 中国M9.0地震・100万人死亡 | 2008年9月13日 | 未成就(外れ) |
| サンフランシスコ「ビッグワン」 | 2026年6月 | 未成就(期日経過・外れ確定) |
| 日本でM9.0超の大地震・富士山噴火連動 | 2025年11月〜2027年 | 未成就(検証中) |
| 鳥インフルエンザH5N1で700万人死亡 | 〜2028年 | 未成就(検証中) |
| マールブルグウイルスのパンデミック化 | 2026〜2027年 | 未成就(検証中) |
| 世界的水危機・大都市で配給制 | 〜2027年 | 部分的 |
| 世界平均気温59℃・熱波で大量死 | 2030年 | 未成就(検証中) |
| 小惑星アポフィスの衝突リスク警告 | 2029年接近・2036年 | 未成就(科学的には否定済み) |
※判定は本サイトの評価基準に基づく編集部の見解です。各予言の詳細は個別ページと以下の解説をご覧ください。
集計すると、成就4件・部分的1件・不明1件・未成就(外れ確定を含む)7件。「的中」とされる事例はいずれも過去の出来事に関するもので、期日を切った未来予言では2008年の中国地震・2026年6月のサンフランシスコと、外れの確定が続いている。この一覧が示す非対称——過去分は当たり、期日つきの未来分は外れる——こそ、ジュセリーノという予言者を読み解く鍵になる。
ジュセリーノ・ノーブレガとは何者か──「最も具体的な予言者」の素顔
ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース(1960年〜)は、ブラジル・パラナ州出身の英語教師だ。9歳の頃から「予知夢」を見るようになったと主張し、その内容を日時・場所まで特定した手紙にして関係当局や大使館へ送付し、公証記録として残すという独特のスタイルで知られる。
日本で広く知られるようになったのは2007年以降、テレビ東京系の特番で「予言を的中させ続けるブラジルの英語教師」として繰り返し取り上げられてからだ。チェルノブイリ、ダイアナ妃、9.11、スマトラ沖地震——「事前に警告の手紙を送っていた」とされる事例の数々が、公証という制度の重みとともに紹介され、日本の予言ファンの間で一躍有名になった。
一方で、ブラジル国内のテレビ番組は彼の手紙に対する事後追記の可能性を検証・指摘しており、「事前予言」の独立した確認は多くの場合できていない。公証制度は文書がその日に存在したことを証明できるが、封筒の中身が後から差し替えられていないか、同時に大量の異なる予言を送っていないか(数打ち戦略)までは証明できない。この構造的な限界を头に置いた上で、個々の予言を見ていこう。
「的中」とされる予言4件+主張1件──チェルノブイリから9.11まで
ジュセリーノの名声を支えるのは、次の4件の「的中」だ。
①チェルノブイリ原発事故(1986年)——1980年頃、ソ連当局宛てに「1986年に原子力発電所で重大事故が起きる」という警告を送ったとされる。②ダイアナ元妃の事故死(1997年)——「パリでの交通事故で命を落とす。運転手の飲酒とパパラッチの追跡が関わる」という詳細まで含む手紙を1995年に英王室へ送ったと主張。③9.11テロ(2001年)——1989年に米当局へ「航空機を使った同時テロ」を警告したとされる。④スマトラ沖地震(2004年)——1997年の手紙で「2004年12月にアジアで巨大地震と津波、10万人以上の犠牲」を予告したとされる。
さらに⑤東日本大震災(2011年3月11日)についても「1996年に日付まで特定した警告書簡を送付済みだった」と震災後に公表している。ただしこの主張は、震災前に公開されていた記録が確認できないため、本サイトでは成就ではなく「不明」として記録している。
これら5件に共通する構造に注意してほしい。いずれも「的中が判明した後に、手紙の存在が公表された」という順序を持つ。公証記録が本物であれば驚異的な的中群だが、その検証は第三者によって行われていない。過去の的中は華々しく、しかし独立検証はゼロ——この非対称が、次のセクションで見る「期日つき未来予言の成績」と鮮やかなコントラストをなす。
外れが確定した予言2件──中国M9.0とサンフランシスコ「ビッグワン」
期日を切った未来予言のうち、2件は外れが確定している。
①中国M9.0地震(2008年9月13日)——「中国南部でM9.0の超巨大地震が発生し約100万人が死亡する」と日付まで特定して予言したが、当日、該当する地震は発生しなかった。同年5月の四川地震(M7.9)との混同がしばしば語られるが、日時・場所・規模のすべてが異なる。ジュセリーノの外れ予言の代表例として国際的に批判を受けた一件だ。
②サンフランシスコ「ビッグワン」(2026年6月)——「サンアンドレアス断層が大規模に断裂し、カリフォルニア州の大部分が壊滅、高さ150mを超える津波が発生する」と月まで特定して警告していたが、2026年6月は経過し、ビッグワンは発生しなかった。150mの津波という数値はもともと科学的にほぼ非現実的であり、月単位の期日を切った予言の外れがまた一つ記録された。本人は2036年6月16日の「再来」を重ねて警告しており、次の検証ポイントはそちらに移る。
注目すべきは、事前に世界が注視していた「期日つき予言」は2戦2敗という事実だ。事後公表の的中と、事前検証の外れ。確証バイアスと事後解釈の教科書のような対比である。
検証中の予言6件──2026〜2036年、これから期日を迎える警告
残る6件は、期日がまだ到来していない検証中の予言だ。時系列に並べる。
①日本M9.0超の大地震(2025年11月〜2027年)——南海トラフ沿いの大津波・富士山噴火との連動を警告する、日本にとって最重要の一件。警告期間は2027年末まで残っている。②マールブルグウイルスのパンデミック化(2026〜2027年)——実際にアフリカでの散発的アウトブレイクは続いているが、パンデミック化には至っていない。③世界的水危機(〜2027年)——サンパウロ・ケープタウン・チェンナイなど大都市の水危機は現実に相次いでおり、唯一「部分的」と判定している。④H5N1鳥インフルエンザで700万人死亡(〜2028年)。⑤世界平均気温59℃の熱波(2030年)——気候科学の予測と桁が違う数値であり、科学的にはあり得ないとされる。⑥小惑星アポフィス(2029年接近・2036年衝突リスク)——2029年4月13日の大接近は天文学的事実だが、衝突リスクはNASAが公式に否定済みだ。
①〜③が2027年までに、④が2028年、⑤が2030年、⑥が2036年に判定を迎える。特に2027年末は「日本M9.0」の警告期限であり、このサイトにとって最大の検証イベントになる。ジュセリーノの予言群を「2026年の地震→2028年の疫病→2030年の熱波」という連鎖シナリオとして読み解いた考察は「2026→2030年 絶望のタイムライン」に、疫病予言の構造分析は「ハンタウイルスは予言されていたのか」にまとめている。
ジュセリーノの的中率をどう評価するか──公証・数打ち・事後公表の3つの論点
一覧を踏まえて、彼の「的中率」を冷静に評価する。論点は3つある。
論点①:公証は「事前性」を完全には証明しない。公証制度が保証するのは文書の存在日時であり、内容の事前公開ではない。的中したものだけを事後に公表し、外れた手紙を公表しなければ、的中率は見かけ上いくらでも高くなる。彼が生涯に送ったとされる手紙は数千通に及ぶ——分母が見えない的中自慢は、統計的には評価不能だ。
論点②:本人公称の的中率と検証可能な成績の乖離。ジュセリーノ側はしばしば高い的中率を語るが、本サイトが記録した「事前に世界が注視していた期日つき予言」に限れば、2008年中国・2026年サンフランシスコと2戦2敗である。検証可能な土俵での成績は、名声とは逆方向を向いている。
論点③:それでも記録する価値がある。彼の日本への警告(2025〜2027年・M9.0超)は、政府が公表する南海トラフの30年確率70〜80%という科学的警戒と期間が重なる。予言が当たるかどうかとは別に、「2027年末に判定が確定する、日付の入った大規模予言」はそれ自体が貴重な検証標本だ。当たれば史上最大級の予言的中として、外れれば数打ち戦略の帰結として——どちらに転んでも、記録の価値は変わらない。
本サイトの信頼性・的中精度の2軸評価で言えば、ジュセリーノは「精度の主張は高いが、事前記録の独立検証が弱い」領域に位置する。たつき諒(1999年の出版という動かぬ事前記録)との対比は、南海トラフ特集でも扱った通りだ。
2027年末、答えが出る──この一覧は随時更新する
ジュセリーノの予言は、2026〜2030年に判定が集中している。サンフランシスコ(2026年6月)はすでに外れが確定した。次はマールブルグと水危機(2027年)、日本M9.0(2027年末)、H5N1(2028年)、熱波(2030年)——期日が来るたびに、この一覧の「判定」列を更新していく。
彼の警告する日本の巨大地震が外れることを、心から願っている。それでも、期日の入った警告が存在する以上、記録者としてやるべきことは変わらない。判定を待ち、結果を書き残し、当たりも外れも同じ重さで残すことだ。
ジュセリーノの警告が外れても損をしない備え──編集部が選んだ防災6点
ジュセリーノの日本への警告(2025〜2027年・M9.0超)が当たるかは、誰にもわからない。だが政府が公表する南海トラフの発生確率「30年以内70〜80%」は、予言と無関係に存在する現実のリスクだ。彼の描く「地震→インフラ崩壊→疫病」という連鎖シナリオを念頭に、編集部が選んだ6点を紹介する。
※ 以下のリンクにはアフィリエイトリンクが含まれます。
HIH 防災リュック 36点セット
「何を持って逃げるか」を考え始める前に、すでに詰まっている。福島県企業が開発した本格派防災リュック。避難に必要な36点が一式揃い、ひとり分の持ち出し袋として即戦力になる。
BLUETTI ポータブル電源 AORA30 V2
ジュセリーノの連鎖シナリオの第一段階は「インフラ崩壊」だ。停電は災害時に最初に失われるライフラインであり、スマートフォン・照明・医療機器まで給電できる大容量電源は生活の基盤になる。
SAKUTTO 携帯浄水器
彼が「部分的に的中」させている唯一の予言が水危機だという事実は示唆的だ。断水・汚染水リスクに備えるコンパクト浄水器は、川の水や溜め水もろ過できる。
アイリスオーヤマ 長期保存水 2L×6本【5年保存】
浄水器とあわせて「そのまま飲める水」の備蓄を。大人1人あたり1日3Lが目安で、5年保存はローリングストックにも向く。
井村屋 えいようかん
宇宙日本食認証・5年保存の非常食。水も火も不要で1本171kcal。物流が止まった籠城生活の主力であり、疲弊した状況での甘さは心の支えにもなる。
白十字 日本製 サージカルマスク
連鎖シナリオの最終段階は「疫病」だ。感染症対策は「手元にある」かどうかが全てで、感染拡大の初動ではマスクが店頭から消えることが繰り返されてきた。





