経歴・人物

チャールズ2世は清教徒革命で処刑されたチャールズ1世の息子。父王の処刑後、大陸へ亡命し苦難の時代を過ごした後、1660年の王政復古でイングランド王に即位した。

「陽気な君主(The Merry Monarch)」の異名のとおり、宮廷に活気と芸術・科学を復興させ、王立協会(Royal Society)の設立に貢献した。一方で女性関係・カトリックへの同情・議会との対立など複雑な側面もあった。

ロンドン塔のカラス伝承については、チャールズ2世が占星術師ジョン・フラムスティードにロンドン塔での天体観測を命じた際、カラスの糞で望遠鏡が汚れることを嫌がったフラムスティードがカラスの駆除を求めたが、逆にチャールズ2世が「カラスがいなくなると王国が滅びる」という古い伝承を理由にカラスの保護を命じたという話が伝わる。ただし、この伝承自体を裏付ける17世紀の一次資料は確認されておらず、現代の歴史家の多くは19世紀ヴィクトリア朝時代に作られた「伝統」と見ている。現在もロンドン塔では最低6羽のカラスが「Ravenmaster(カラス飼育官)」の管理下で飼育・保護されている。

主な予言・功績

  • ロンドン塔カラス伝承(真偽は不明)
  • 王立協会設立支援
  • 王政復古(1660年)

参考文献・出典

  • Historic Royal Palaces公式サイト
  • Ronald Hutton「Charles II」