経歴・人物
背景と学術的経歴
チャック・ピアスは1953年、テキサス州に生まれた。テキサスA&M大学を卒業後ノーステキサス大学大学院を修了という学術的背景を持ち、実業家として一定のキャリアを積んだ後に宗教活動に転じた。
新使徒改革(NAR)とは
ピアスは神学者・宗教活動家C. ピーター・ワグナーとともに「新使徒改革(NAR:New Apostolic Reformation)」を共同創設した中心人物である。NARとは1990年代後半から広まったカリスマ派キリスト教の潮流で、「神は現代においても使徒(Apostle)と預言者(Prophet)を教会に任命しており、彼らは神から直接啓示と権威を受け取る」という神学を柱とする。従来のプロテスタント主流派とは一線を画す運動であり、政治・文化・教育などの「山の頂」(7 Mountains mandate)を信者が占有して神の国を地上に実現するというビジョンを持つ。
ミニストリーと影響力
グローリー・オブ・ザイオン・インターナショナル・ミニストリーズを創設・主宰し、テキサス州デントンを拠点に年収約2,100万ドル・関連企業100社超の大型組織を運営する。毎年多数の「預言」を発し、会議・書籍・配信を通じてNARネットワーク全体に影響力を持つ。
COVID-19預言と批判
2020年1月26日、Charisma Magazine掲載インタビューで「plague-like invasion(ペスト的侵略)」の到来を語り、COVID-19パンデミックとの符合として引用された。2026年については「1986年に啓示を受けた——国々にとって決定的な年になる」と主張している。学術研究(Baker博士論文、2021年)では予言の事後的改変・検証困難性が指摘されており、外部からの独立した検証は困難な状況にある。
収録予言(2件)
本サイトに記録したチャック・ピアスの予言を、成就状況の判定・原文・検証つきで掲載しています。
「ペスト的大侵略がパサオーバーまで続く」──COVID-19予言(部分的)
部分的チャック・ピアスは2020年1月26日の礼拝集会で「大規模なペスト的侵略がパサオーバー(2020年4月)まで私たちを試すだろう」と発言した(Charisma Magazine掲載)。新型コロナウイルスが欧米で感染拡大したのがちょうどその時期(3〜4月)と重なるとして支持者から「予言の的中」として引用された。ただし2020年1月26日時点ですでにCOVID-19の国際的感染が報道されており、「予言」ではなく「時事予測」との批判がある。
A massive plague-like invasion will test us through Passover. ──(原語:英語)
出典:チャック・ピアス グローリー・オブ・ザイオン集会(2020年1月26日)
2026年はアメリカと国々にとって「決定的な年」になる
未成就ピアスは「1986年に神が2026年を国々の決定的な年と示した」と主張し、2026年は「アメリカが3年間の猶予の中でその霊的方向性を決定する年」と語った。また「2024年までに転換しなければ2026年にはアメリカ政府が中国政府に酷似したものになる」という警告も発している。2027年には「ジュビリー(大回復)の可能性がある」とも述べている。
In 1986, the Lord said in 2026 you hit the defining year for nations. God showed me if we did not shift by 2024, by 2026 our government would look very much like China's government. ──(原語:英語)
出典:チャック・ピアス グローリー・オブ・ザイオン集会・Charisma Magazine(2025〜2026年)
参考文献・出典
- Chuck Pierce - Wikipedia
- Charisma Magazine:Chuck Pierce預言アーカイブ